六月に反省会を開き、七月に準備会。八月から実行委員会を立ち上げ、企画をスタートさせました。どうやら1年がかりのプロジェクトになりそうです。実行委員はもちろん生業についているわけで、忙しい仕事の合間を縫っての委員会出席や、各人に割り振られた仕事を処理しなければなりません。短期集中ではできないのが現状です。
第1回の反省を踏まえ、じっくり時間をかけて企画を練ったので、イベントとしての完成度はかなり上がったと思われます。まあそのへんは手前味噌ではなく、周りで判断してくれる事柄ですが・・・。
実行委員は新しい感覚を求めて、数名の方に入れ替わってもらいました。用具業界だけではなく、テレマークにさまざまな形で携わっている方々に集まってもらいました。てれまくりはテレマーク・バックカントリースキーの火を取り囲む人々の、さまざまな願いが自由に結びつく場を目指しています。いろいろな立場の人が協力して作り上げることが運営のキーポイントです。
さて、結果は予想をはるかに超え、大成功でした。試乗会延べ参加者数625名+体験テレマーク参加者90名、なんと700名超のテレマーク・バックカントリースキーヤーの皆さんが白馬乗鞍のけっこう広いゲレンデを埋め尽くしたのでした。ちょっと気持ちが悪いぐらいと言う関係者もいたぐらい、すごい情景でした。アルペンスキーヤーとスノーボーダーの皆さんにはかなり迷惑だったかもしれません。ゴメンナサイ。
数字がすべてではありません。集まった人々がどれだけ良い時間をすごして、名残惜しく帰られたかが気にかかるところです。ひとりひとりの参加者には聞いていませんが、その後のご意見や風評から、とても楽しく過ごせたという声が多かったように感じます。
実行委員も努力しましたが、なんと言っても一番の功績は地元・白馬乗鞍で中心となって働いてくれた委員の皆さんですね。本当に感謝感激です。ライダーの皆さんとボランティアで講習を引き受けてくれたKKSEのインストラクターの皆さんも負けず劣らず大きな力となっていただきました。出展者・参加者が分けへだてなく、それぞれの楽しみ方で充実した二日間を過ごしてもらえたことが、なんと言っても最高の収穫です。
試乗会では、新しいテレマークのシステム’NTN‘=ニューテレマークノルムに注目が集まっていました。ロッテフェラーとスカルパ、クリスピーが共同で開発した画期的な新機構です。ロッテフェラー社でははるばるノルウェイから説明スタッフを派遣する力の入れようでした。
もうひとつ、ブラックダイヤモンドが来期から発売するテレマークとATのブーツラインを発表したことも話題をさらっていました。こちらもBDライダーのウィリアム・カルダモンを引き連れて、華々しくデモンストレーションを繰り広げました。
どちらも参加者からの熱い視線と、高い評価を得ていました。
他のメーカーもそれぞれ新しいスキーを発表して、2日間ではとてもすべては乗り切れないたくさんの試乗スキーが、会場の中央に1直線遠近法で並んでいました。
今回はウエアメーカーも多数出展し、会場を華やかな雰囲気に飾っていました。数量限定の輸入物などはその場で予約をすることができ、シーズンになれば確実に手に入るメリットがあります。雪の上で実際に着て見れば、レイヤリングの相性や色合いを室内ではわからない実際感覚で知ることができ、いやがおうでも購買意欲が高まります。
会場スペースに余裕があるため、テント村はリラックスした良い雰囲気をかもし出していました。中央のテントでは協賛のネスレ社の飲み物などが地元の有志によりサーブされ、飲み物片手に晴天の白馬連山を眺めながらのんびりとした時間をすごす参加者も多く見られました。
イベントでは、朝一のパウダーエイト選手権が新しい出し物です。地元でクローズした最上部のパウダーエリアで15組30名の選手が美しいエイトを競いあいました。 ATでは山田誠司元デモが中心となり、最近注目の山岳スキー競技のスピードテクニックの講習がありました。
また、前回一般参加で注目を浴びていた一本杖テレマークを正式なプログラムに組み入れ、ゴン茶レンコ古瀬氏とその仲間たちが中心になって、たくさんの新しいシングルポーラーを誕生させていました。
てれまくりナイトはプレドリンクタイムに披露した松明滑走と小谷太鼓のすばらしさに集まった全員が酔いしれました。
準備の長さに比べなんと短い二日間であったことか。閉会式では多くの参加者がまだ遊び足りないと言う顔で、てれまくりの最後の雰囲気を惜しんでいました。
皆さんとはまた次回、次の会場でお会いするのを楽しみにしています。
お集まりいただいた、すべての方々、そして地元・白馬乗鞍の皆さんに改めて御礼申し上げます。
またてれまくりで会いましょう。 合言葉は、「てれまくり、サイコー!」
5月の中ごろ、てれまくり2009の2日間を記録したDVDを制作。皆さんにお送りしました。
(レポート:北田啓郎)